40代で、仕事を辞めてもいいのだろうか。
そう迷っている方に読んでもらいたくて、この記事を作りました。
辞めた後の暮らしが楽しいのかどうか、私の場合はどうだったか、8ヶ月経った今を書いています。
40代で仕事辞めたら本当に楽しいの?
楽しいというより、充実している
これは私の答えですが、「楽しい」より「充実している」の方が近いと思います。
もちろん楽しさもありますが、苦しさもあります。
すべてが思い描いたようには進まないので。
上手くいかなかったときは、悔しいしがっかりもします。
でも私はいつも、失敗は挑戦の証拠だと思うようにしています。
自分はちゃんと足を動かしているんだって。
だから、毎日楽しいことだらけ!はははー!!
というよりは、成功も失敗も全部まとめて、毎日が充実してる!と感じています。
ストレスの種類が変わった
これは「楽しい」という感情とは少し違いますが、私の中での大きな変化です。
会社を辞めて「ストレスの種類」が変わりました。
「え?ストレスがなくなったんじゃなくて?」
と思った方もいるかもしれません。
かくいう私も、会社を辞めたらストレスから解放される!と思っていました。
でも残念ながら、ストレスはなくなりませんでした笑
ただこれは、決してネガティブな話ではありません。
私が会社員時代に最もストレスに感じていたのは「人」でした。
組織では、それぞれが役割を分担して仕事を進めます。
その中で、どうしても自分の考え方や進め方と合わないことが起きます。
自分がこうしたい、相手にこうしてほしいと思ったことが、思い通りにならないわけです。
思い通りにならないと分かっていてもストレスに感じてしまう……結局それが人間なんでしょうね。
そして今のストレスは「お金」です。
この記事を書いている今は、失業保険の給付期間が満了し、ここからはしっかり稼がないといけない状況。
そんな気持ちとは裏腹に、新しい仕事で生活できるほどの収益は、まだ得られていません。
この「焦り」がストレスになっている感じです。
でも今と会社員時代とで違うのは、「自分でどうにかできる」ストレスであることです。
会社員時代は、相手を簡単に変えられるわけもなく、結局我慢するか、気にしないように言い聞かせるしかありませんでした。
対処できないこと自体がまたストレスになるという悪循環。
今のストレスは全く性質が違います。
何なら、ストレスに対処しようという気持ち自体が仕事への活力にもなっています。
暮らしはどんな感じ?
仕事と休みの区別がなくなった
今は、休日を決めずに過ごしています。
これは人によって意見が分かれそうですが、私の場合、意外と苦じゃありませんでした。
会社員時代はずっと週休二日。
「連休」=「休み」という感覚だったので、休みを決めないと、絶対休んだ気がしないはず!と思っていました。
でも、畑に行ったついでに買い物に行ったり、ブログ執筆の合間に映画を見たりと、意外と仕事と休みのバランスが取れています。
週休二日に慣れていた私でも、まとまった休みがなくても案外大丈夫だということも、新たな発見でした。
朝5時に起きて畑に行く生活になった
最近は、朝5時頃起きて畑に行き、午後はのんびりブログを書き、夜22時頃にはベッドに入る生活です。
雨が降れば畑は休み、ブログが行き詰まったら長めの休憩。
今日はゆっくりしたいと思ったら、自分のタイミングで仕事を切り上げることもあります。
全然仕事してないように見えますが、やる時はやってます笑
パート以外はすべて自分のペースで動ける仕事を、あえて選んだからこそできることです。
お金と仕事、実際どうなの?
スタートは運良く恵まれた部分もありましたが、新しい仕事の収益はまだまだです。
お金は、図らずも恵まれたスタートだった
恵まれポイントの一つ目は、失業保険を受給できたことです。
もともと私は、将来的に個人事業主として農業をやりたいと思い退職しました。
ただ、急に借金をして農業一本で行く!というのは怖くて踏み出せなかったので、しばらくは貯金を頼りに、知人の畑を手伝いながら農業を学ぶ形をとりました。
通常、開業届を出している・仕事を探す気がないなどの場合、失業保険の給付対象にはなりません。
ただ私の場合、開業はしておらず、仕事を探していて、知人の畑の作業は単なる手伝いという扱いとなり、給付対象となりました。
前職の月給の8割くらいが支給され、おかげで退職前と変わらない生活(気持ちも含め)ができました。
そして恵まれポイントの二つ目は、前職をパート契約で継続できたことです。
完全に退職するつもりでしたが、退職時の面談で会社から提案があり、時間給で働くパート契約に移行することになりました。
私は実際に退職する10ヶ月前に退職の意思を伝えており、引き継ぎ用の資料も準備していました。
ただ、その間代わりの人員が確保できなかったことで、私が担当していた仕事の一部を継続してほしいという話になりました。
退職後は貯金頼りの生活を考えていた私にとっても、いくらかでも収入があるのは助かる。
そんな形で利害が一致しました。
仕事が発生したら依頼されるフレキシブルな形ですが、ある程度安定した収入が得られることは、気持ちの安定にもつながっています。
農業とブログ、収益はまだまだ
新たな仕事での収入は、正直まだまだです。
農業に関しては、JAの直売所と近所のスーパーへの出荷ルートはできあがったのですが、十分な利益にはつながっていません。
高単価の作物を少量作るか、低単価の作物を大量に作るか。
ひとりでやることを考えると、大量生産には限界があります。
かといって、昨日今日農業を始めたばかりで、高単価の作物をコンスタントに作ることも難しい。
この8ヶ月で、虫害・病気・肥料不足・水管理の甘さ・気温・種まきのタイミングなど、あらゆる工程で起こり得る失敗をすべて経験した気がします笑
種まきのタイミングを除けば、すべて「やらなかった・足りなかった」ことで、それは「知らなかった」ことが原因でした。
適した環境で、必要なサポートをしてあげないと、作物は元気に育たない。
それをこの8ヶ月で学びました。
ブログに関しては、正直まだ収益を得られていません。
100点じゃないと人前には出せないという気持ちがあり、記事の執筆に時間がかかってしまいます。
しかも、自分の中での100点が、読者から見て100点かどうかは分かりません。
ブログは「伝わるだけ」ではだめで、記事を読んだ方が学びを得られる・問題を解決できる・行動に起こせるところまでつながらないといけない。
そこまでつながって初めて、ブログに価値が生まれます。
農業・ブログの奮闘は、また別な記事で詳しく書こうと思います。
やっておいてよかったこと
在職中に、新たな仕事を少しでも経験しておいたこと
退職する3ヶ月前から知人の紹介で農業を教えてもらいつつ、半年前からブログを立ち上げていました。
おかげで、退職してからは「それらにかける時間を増やすだけ」で、スムーズに新しい仕事に取りかかることができました。
ただ、副業禁止だったため「勉強・練習」止まりで、実際に稼げるかどうかの検証まではできていませんでした。
その点は次の章でも触れます。
しばらく生活に困らない分の貯金をしていたこと
退職を見越して貯金していたというよりは、独身+物欲がなかったことで、気づけばお金が貯まっていたという感じです。
結果オーライ。
すぐに安定した収入が得られるとは思っていなかったので、少なくとも1年は無収入でも困らないようにと考えていました。
幸い、退職を考えた時点で必要な額は貯まっていたので、それも背中を押してくれた要因のひとつでした。
ストレスの話でも触れましたが、お金の不安が強くなった日も、「貯金がある。今すぐ生活できなくなるわけじゃない。」と自分を落ち着かせることができています。
精神的な安定材料として、これは結構大きいです。
退職した会社と、良好な関係を築けていたこと
入社当時から比較的まじめに仕事をしていたこともあり、スムーズに退職できた上に、継続してパート勤務の機会ももらえました。
会社は私の状況もよく理解してくれていて、新しい仕事を優先し、それに影響のない範囲でパートの仕事をやらせてもらっています。
良好な関係が築けていなかったら実現できなかったことなので、まじめに仕事をしていて良かったなと思います。
IT技術に、多く触れていたこと
高校時代に情報系の学科に通っていたことで、IT技術への抵抗はありませんでした。
社会人になってからも、仕事柄PCを使った業務が多く、新しい技術にも触れられる環境にいました。
農業は現場の作業自体はITからかけ離れたイメージですが、各種管理をする上でPCを使って効率を高められるのは大きなメリットです。
そしてブログにおいて、IT技術はなくてはならないものです。
PC無理!IT怖い!という人間じゃなくて良かったなとつくづく思います。
やらずに後悔したことは?
新たな仕事の見立てを、もう少し深くしておけばよかった
前職は副業が禁止でした。
なので、新しい仕事に関しては基本的に「勉強・練習」止まりで、実際に稼げるかどうかの検証まではできませんでした。
あくまでも机上で検証して、いけるだろうと考えていたわけです。
いざ始めてみると、農業では作物が上手く育たない・思ったほど収益がない。
ブログでは、なかなか納得のいく文章が書けない・アクセスが伸びない。
完全に机上の空論でした。
今思えば、「会社から副業の許可をもらう」というのもひとつだったかもしれません。
辞めると決めて突っ走っていたので、退職を決めた当時の私には思いつきませんでしたが笑
辞めたことを後悔したことは?
想像通りにいかないときや、考えごとで頭がパンパンのときは、正直「会社員のままだったら、こんな悩みはなかったよな……」と思うことはあります。
でも、それを差し引いても、間違いなくやめて良かったです。
後悔はしていません。全く。
自分の価値観というか、何が幸せか・嬉しいか・楽しいかを考えたときに、会社員時代には叶わなかったことが、今たくさん経験できています。
それが一番の理由です。
この記事を書いているのは、会社を辞めて8ヶ月が過ぎたタイミング。
今の暮らし、控えめに言って、最高です。
一日でも早く仕事と収入が安定するよう、コツコツと積み上げていきます。


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